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記事№17 口臭について

口臭変化久しぶりに、トピックスに記事を投稿します。
今回は、以前にニュースレターにも取り上げた
こともある口臭について再度まとめておきます。

口臭には、生理的口臭、飲食物・嗜好品による口臭、
病的口臭などがありますが、口臭の原因の約90%
以上がお口にあると言われています。

自分の口臭は、自分ではなかなか分からないものです。
しっかり予防対策しケアしておきましょう。

1.生理的口臭  (右図)

誰にでもある口臭で、図に示すように、朝起きた
時が最も強くなっています。夜寝ている間は唾液の
分泌が減り、細菌が増殖します。そしてこの細菌が
口の中の汚れ成分を分解し、口臭の原因物質が
作られるのです。

2.飲食物、嗜好品による口臭

ネギ、ニラ、ニンニクなどを食べた後の口臭。
これは口の中に残った食べかすが直接におう場合と、
体内で消化吸収されたにおい物質が血液によって
運ばれ、肺から呼気として排出されてにおう場合が
あります。

お酒くさい息も、アルコールが体内で吸収され、
肺からアルコール成分が排出されることによって
生じます。しかしこれらは時間の経過とともに減少
する一時的な口臭です。

3.治療が必要となる病的口臭

病的口臭の約90%以上は、お口の中の汚れや病気が
原因で発生します。口臭の原因としては、歯周病、
舌苔の付着、唾液分泌の減少、義歯の清掃不良、進行
したむし歯などがあげられます。口臭が気になったら、
まずは歯科医院で診てもらうことが大切です。

4.歯周病と口臭

歯周病になると歯肉の組織が破壊され、出血したり
膿が出たりします。そして歯周病菌が、破壊された
組織や血球成分などのタンパク質を分解して口臭の
原因となる物質(揮発性の硫黄化合物)を発生させます。

また、進行したむし歯があると、口臭の原因にもなります。
毎食後の歯みがきで常にお口の中を清潔に保ちましょう。

5.セルフケアとプロフェッショナルケア

《セルフケア》
・歯ブラシや歯間清掃用具を使ってすみずみまで
 ていねいに磨く。
・舌ブラシなどで舌苔を除去する。
・義歯の清掃をする。
・鏡で口の中を見て異常がないか観察する。
・十分な睡眠とバランスのよい食生活で規則正しい
 生活を送る。
・気持ちにゆとりを持って、リラックスした状態で
 毎日を過ごす。
・口臭のセルフチエックを行う。

《プロフェッショナルケア》
・定期的に歯科健診を受ける。
・口腔内の状態に合った適切な口腔清掃の指導を受ける。
・専門的歯面清掃や歯石除去をしてもらう。
・歯周病やむし歯は早めに治療を受ける。

6.舌の清掃で口臭予防
口臭が発生する大きな原因となるのが舌苔(ぜったい)です。
舌に白色や淡黄色の苔のようなものがついているのに
気づいたことありませんか。これが舌苔で、死んだ細菌や
新陳代謝ではがれた粘膜上皮の細胞、血球成分、食物残渣
などからできています。

うがいをするだけでは、舌苔を取り除くことはできません。
清掃のポイントは、起床直後に舌ブラシや軟らかい
歯ブラシで磨くことです。

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